前者後者コミュニテイ

④脳内システム2(情報処理の違い)

「ふつう~でしょ」
「ふつうって何よ」

 

「それもこれもいっしょでしょ!」
「それとこれは違うだろ!」

 

「言ったじゃん!」
「言われてない!」

 

・・・なんてやりとりを見かけることは(することは)ないでしょうか。

それも、前者と後者の「頭の中の情報の持ち方」の違いから来ているかもしれません。

 

 

 

たとえば目の前に「りんご」があります。
この「りんご」の情報は、頭の中にどう入るでしょうか。

 

 

前者は頭の中に、概念ごとの「フォルダ」が整理されています。

新しい情報が入ると、その情報がさっと各フォルダに振り分けられ、データが蓄積していきます。

そうやって先に概念整理ありきが基本
かつこの「フォルダ名」(例:りんご)で情報を扱う習慣があるので、

 

・同じカテゴリーのものは「同じもの」です。(もちろん個々に違うのは知っていますが、先にカテゴリーを認識する)

→ 「あのりんごもそのりんごもいっしょでしょ」です。

・そしてフォルダごとにデータが集積しているので、フォルダごとの平均や標準=「ふつう」本当にデータ的にわかります

 

 

 

一方、

 

後者の脳内は宇宙空間のようになっていて、目の前の現物がそのまま別々に情報として放り込まれていきます。そこで個別の情報がバラバラにだったり魚群のように群れています。

 

フォルダに情報を仕分けるのではなく、

ひとつひとつの現物側にタグやラベル(追加情報や付属情報)がついて、それをそのまま別個に認識するのです。

 

左と右が違うだけでもそれは「完全に別のもの」です。

(とはいえ、後者は興味のあるものとないものに対する態度が甚だしく違うので、どうでもいい情報にはあれとそれの違いはなく「なんとなく猫」のようなざっくりとした一般印象しか持たなかったりもしますが)

 

 

後者はそういう個別具体のレベルを基準にものを考える習慣があります。
前者が「フォルダ名」やその平均をもとにものを考えるのに対し、全データを生で直接扱っている感じです。

 

もちろん各情報に「共通タグ」のようなもので情報を選り分けたり引っ張ることはできますが、「共通タグ」には色んな可能性があるので(「りんご」だったり「赤」だったり「おいしいもの」だったり)、その共通タグの選び方自体の基準がないと、「どうしてそのタグをひっぱったのか」「どうしてそういう切り分け方をするのか」が説明を聞いてもわかりません。

 

そうなっていますので、後者は当然、前者的な「ふつう」は機能的にわかりません。
そのかわり、バラバラに浮いている情報を「りんご」と共通認識できる本質的な何かを掴んでコントロールしています。

 

参照記事;
春夜さん『前者による「前者と後者の頭のなか」のイメージ』
むかえ『【保存版2】前者後者って?(機能編)

 

 

<前者の情報処理の特徴>

前者の頭の中には、辞書やウィキぺティアやフォルダや引き出しやマインドマップのようなものがあるようです。
とにかく「一般概念」のようなもので仕分け整理され、階層的に頭の中に存在しているのです。

認知した情報は、次々に一般概念化して、自動的にそこに仕分けされていきます。

 

逆に前者は目の前のものを、名づけずにそのまま認知することが苦手です。
(「よくわからないもの」は「よくわからないもの」としてフォルダに放り込まれるようです)


いつの間にどういう基準でそういう風に仕分けたのか、なぜ入った情報が勝手にそう仕分けられるのかは、完全に自動なので実は前者自身にもわかりません(AIの機械学習のようなものかもしれません)。

その分け方に必ずしも普遍性があるわけではないのですが、しかし前者同士ではこれは大体共通しているらしく、前者同士だと話が通じます。

 


また、そんな前者は、本当に「ふつう」がわかります。

外部情報がWi-Fiのように入ってくる前者は、概念や条件ごとの大量のデータが脳内で常に更新されており、その中での「平均値」「最大公約数」みたいなものが、常に自動割り出しされているのです。

りんごのふつう、コップのふつう、〇〇のふつう、〇〇×▶▶のふつう、単体でも組み合わせでも、その場その条件の「ふつう」を常に基準にしながら動いています。(さらにそれを前者同士で共有することもできます)

 

 

情報を取り出す時も、フォルダを順番に追うようなもので、対象を「思い出せない」ことはあっても、「迷子」になることは基本的にありません。

思考するときも、個別情報ではなく、概念や平均で思考するのが基本。(それしかしてないということではないですよ)


これが前者の思考処理の速さや、情報整理の明確さにつながっています。
抽出と並べ替え、それが前者の得意処理です。

 

 

説明や概念共有に強く、処理が速い。致命的に「外さない」。
そして何度でも同じことが再現できるのが前者の強みです。

 

ただし反面、常に思考がある形式に規定されている、ともいえます。

独創性を求める人には、カテゴリー仕分けや常に視界の橋に見える一般性=ふつう、との付き合い方や扱い方、乗り越え方が課題になりがちかもしれません。

どちらかというと「既にあるもの」を使って自在に調理してみせる腕に独創性がある人が多いかもしれません。

 

 

<前者による前者向けの説明はこちら>(ユニバ2期生 八屋虎子)
https://ameblo.jp/thisisapen0000/entry-12421536801.html

 

 

 

 

後者の情報整理の特徴

後者の脳内では個別具体情報が3次元的(4次元的?)に散っているイメージです。

近い情報はなんとなく群れのようなものをつくっています。
それがひとつの「集合」=概念を形成します。

 

何をもって「近い」と考えるかは、その後者の主観的な印象や興味関心にも大きく左右されるため、
前者同士と違い、後者の場合は後者同士でも共通しないことが多いです(想像はできますが)。

また、そんな後者から見ると、前者のカテゴリー分けはそうなる必然性がわからず、「なぜそう分けたか」「なぜそこで分けようと思ったのか」が理解できないことも多いのです。

 

刺激が入ると、連想ゲームのように情報と情報が紐ついて関連性ができます。
自動で走りますが、手動で意識することも可能です。

それが繰り返されるとパターンになります。

 


「慣れているパターン」は得意ですし安心感がありますが、「新しいパターン」はかなり頑張って(=意識づけと反復で)つくり出す必要があります。これはなかなか大変なので、それが既存のパターンへの固執偏狭な思いこみといった、「ワンパターン」に後者がはまる原因でもあります。

 

紐と紐は干渉し合いませんので、組み合わせは幾らでも自由です。
逆にカテゴリー分けは「邪魔な壁」みたいなもので、頭の中の自由度が阻害されてストレスになります。

情報が勝手に自由遊泳し、関連性の発生もランダムに起こっているので、偶発的な閃きはたびたび起きます。ただしそれは偶発的ですし「自分1人の脳内宇宙で起きている独自システムの産物」なので、人に説明する際は、翻訳作業が必要です。

体系化や言語化、プロセスを語ったりすることのハードルが高いのです。
そのため、ステップを踏んだ訓練が必要です。

 

そして後者のパターン形成は、脳内にあるもので「ゼロから作り上げている創作活動」のようなものなので、「客観的に見て当たり前」のことでも、言われないと「発想すらない」(パターンが思いつかない)ことが多いです。

だから後者には、たとえ厳しい意見でも「言ってもらう」「教えてもらう」ということがとても大事ですし、後者自身には「他人を観察する」「真似る」ということが必須、かつ有効な学習法になります。

 

 

また後者の脳内タイプは、更に大きな2系列、細かくは5タイプに分かれます
→後者の脳内タイプは5パターン

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