前者後者コミュニテイ

前者後者をふまえた教え方① ~組み立て編

2019/07/08

ユニバーシティ学長のむかえです。

 

ユニバーシティの連続講座では

前者後者と実際の具体的な場面を取り合わせた切り口で

前者後者 × 日常生活/人間関係・パートナーシップ/教育・学習/自己表現/類型論

というテーマを軸に講座を展開していますが

 

 

教育学習編が非常に素晴らしくて

現時点での完成度の高さと応用力の広さを考えると

これはもう社会財産のレベルに達しているなと。

 

 

 

・・・というわけでお許しを頂き、内容を公開していきたいと思います。

 

 

担当はkaori先生(現役の小学校の先生/教員歴15年/前者)

 

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「ねえ、ちゃんとやって!」「何度言ったらわかるの?」「みんなのこと考えて!!」

 

小学校教師になってから15年。私はこれまで子どもたちに何度このようなことを言っていたでしょうか。そして、このような言葉を投げかけていた子は、おそらく後者。

前者後者論を知ったとき、これまで、「どうして?」「なんで?」と怒っていたことに、理解が生まれました。「あ、今自分の世界にはいっているんだね。」「『みんな』という概念は、前者ととらえ方が違うんだ。」「体感して学ぶタイプなんだね。」

違いを知れば知るほど、子どもたちへの対応が変わりました。とはいえ、前者後者論を知り始めたころは、つい困った相手=後者の子 という考え方をもちがちでした。しかし、サロンやユニバーシティで学んでいくにつれ、どのタイプが良くて、どのタイプが良くないということではなく、両者の違いを知り、違いを受け入れ、尊重しながらお互いに居心地よく過ごせるようにするにはどうしたらよいかを考えることが大事だと考えるようになりました。さらに、相手のタイプに合わせて、声かけを変えていくことを実践していると、思った以上に効果があることも分かってきました。

今日は、私が普段実践していることや向江学長と話していて気づいたことをお話していきたいと思います。

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(テキスト/「はじめに」より)

 

 

 

kaori先生には毎回 模擬授業をお願いしているのですが

昔のわだかまっていた何かが溶けるのか、再現セラピーの効果があるのか

受講者の前者さんも後者さんも

「こういう先生に教わりたかった」と 思わず泣いてしまう人が毎回出るくらい。

 

前者後者どちらの子供への視点もある、とても素晴らしい内容なのです。

 

 

 

ではこの記事ではまず

【前者後者論を教えたふまえかた】の 全体的な方針や組み立てについてご紹介します。

 

 

前者後者も共通に有効なポイントは

①全体像を見せる

②ゴールを示す

③具体例を示す

です。

 

でもその理由とアプローチの仕方は前者と後者でちょっと違います。

 

 

 

①全体像を見せる

kaori先生は授業の最初に、今日の授業の流れをホワイトボードの横に貼ってくれます。

 

なぜなら、全体像があると・・・

 

前者の子供は:
先がわかっていると安心して参加できる

後者の子供は:
今やっていること忘れちゃいがちなので
自分の世界に入った後に 戻ってこられる目印になる

 

 

わたしも後者なので後者の方はよくわかりますね^^;

 

現在地を見失いがちなのが後者のひとつの弱点なので、

自分の世界から息継ぎのように目を上げたときに
「今どこか」「前の場所からどれくらい移動しているか」

がわかるとその場の流れに復帰しやすいと思います。

 

支援学級でもよく取られている方法のようです。
(今やっている以外の場所を隠すなどの工夫が更にあるようですが)

 

 

②ゴールを示す

これをkaori先生は意識しているそうですよ^^

 

前者にとってのゴールは・・・目的

これさえわかっていれば後は自力でなんとかするしなることが多いようです。

 

 

後者の子供には・・・(自分の体感ですが、と前置きされた上で)

自分にとって魅力的な何か

 

「こっちがいくら、こういういいことがあるよ、て言っても
その子にとってプラスになることじゃないと食いつかない、ピンとこないみたいなんですよね^^;」

 

なので

「これ頑張ったら給食だよ」「サッカーできるよ」「席替えあるよ」

なんて言っているようです。
でもちょっとそういうゴールを付け加えてあげるだけでも違うらしい。

 

モチベーションが続くための設定

 

と言えるでしょうか。
(※素で生きている後者は、モチベーションの有無が全てに直結してきます)

 

 

ちなみに前者のkaori先生は、前はそういうゴールを設定することなんて

授業の流れや筋に沿ってないし
授業に関係ないし
「いけないんじゃないか」と思っていたらしいですよ(笑)

 

でもそれが授業に対して意味がなくても
(前者的に授業の目的や意図がわかっていなくても)

いいから「やらせる」「そのことで結果的にパターンを身につける」ということも

後者には大事なんだ、と納得したら、堂々とできるようになったそうです。

 

 

 

 

③具体例を示す

ここから前者後者がかなり分かれてくるとこでもありますね。

 

前者の子供の場合・・・それがあると
求められている「ふつう(=基準)」がわかって安心して取り組める。

そうやって当たりをつける手がかりを1,2こ示すと、大体理解してアレンジできる。

 

 

ただし・・・kaori先生も理解しているデメリットは

つまらなくなる。
ふつうを追い過ぎてただの型通り。になりがち。

 

とはいえ、初めてのことを覚える時にはこういうことで
まず着手できるメリットも大きいと思います。

 

 

 

 

そして後者の子供。

画像の例にもありますが、例えば作文。

 

 

できる子はいいんですが
フリーズしちゃう子が続出するわけですね。
(というか、必ず一定数存在すると思います/あと作文て本当に高度な作業)

 

 

だから「とっかかり」が大事。

 

しかも後者のもったいない癖だと思っているんですが、

3秒くらいで「登れそうな山かそうでないか」を本能的に判断して、
無理そうだとそれに対する努力をすぐ放棄してしまう。

 

 

だから放棄してお絵かきとか始めそうな時にすかさず

 

「うん、自分でやっていいんだけど」(と尊重しつつ)

「例えばさ、こういうふうに書き出してごらん」

「マネすることは勉強だから」

 

 

で言ってみたり

 

 

「たとえば〇〇くんは野球をやっているじゃない?」

「自分のそういう時のはなしと比べると、いい内容できるかもね」

 

なんて自分の経験と比べてみさせたり。

 

↑ここまでやると前者は「(くど・・)と思ったり
「(自分のことをみんなの前で言うなんて・・)」て思うそうです。

そしてそこまでやっちゃうと本当に型通りのものしか出てこない。

だから画像の例のようにキーワードだけ与えたり、
後者の子に言っているのを絶対に聞いているのでそれで参考情報にしてもらったり

 

 

でも

「後者はむしろ自分のことを話すの喜ぶ」

ここまでやってもオリジナリティが出る

 

 

で、そうやってとにかく書いていけるようになると

パターンとか型を覚えたり
何回かに1回、突如覚醒して良いフレーズを出してくるそうです。

 

そしてそこですかさず

「天才だね」

 

と褒める。

 

で、うっかりw「おれ作文得意」と自分で自分を認識したら、
後は放っておいても自分で獲得していく。

 

あるいはどこかで何かがカチッとはまって掴んだら
急にできるようになる。

 

 

 

授業では最近の例なんかも紹介してくれました^^

 

 

 

kaori先生

「そういうことが起こるのが子供ってすごいなあ、と思うんですよね」

「型を一回身につけた後者はものすごいスキルを伸ばすんだなあと」

「前者だと”型”を覚えるって、悪いわけじゃないけどそれだけでいいのか・・・、て意図とか意味とか応用とか考えちゃうんですけど、後者の子はそっから広がっていくんだなと」

 

 

 

講座には会社の現場で教育も担当されている
後者男性(仕事できる系)もいらしたのですが、

「全くそのとおりですね」と賛同されていました。

 

 

 

 

この当たりの内容の詳しい話は以前のkaori先生との単発セミナー
【前者後者×教育学習編】のレポートにもまとめてあります。

 

前者後者座談会【x教育編】レポ① 「ちなみに私の子供の頃」

前者後者座談会【x教育編】レポ②「全体像を見せる」

前者後者座談会【x教育編】レポ③「パターンを提示する」

①は単にわたしの昔の話ですが^^;

レポ自体は~⑧まであります。

 

 

 

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さて、いかがでしたでしょうか。

納得するものも多かったのではないでしょうか。

 

 

 

次回は「声のかけ方」です。

むかえ

この記事を書いた人

むかえ

後者。東京大学卒→大企業サラリーマン歴8年の後、個人セラピストとして独立。 (心屋認定カウンセラー、量子場師) 前者後者論の第一人者であり、「人間」「認知」「意識・心理」に関するあくなき研究者。前者後者論は歴史に残る発見だと思っている。

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